カスタム電源ケーブル

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電氣美術研究會 ユーロラック用カスタム電源ケーブル

 

何も信号を入力していないVCAにVCOの信号が微かに聞こえる、又はノイズが聞こえる…そんな経験はないでしょうか。色々な原因を想定する事ができますが、0V (ユーロラックではGND)に流れる不平衡信号の帰還電流経路が他のモジュールと共用されているグランドプレーンであるから発生している可能性があります。モジュラーシンセの特性上、モジュール間の0Vが共通インピーダンス・カップリングによるノイズの影響を受けやすい状態になります。特に回路内の反転増幅器などが影響されやすいです。ブスボードからモジュールへのインピーダンスが高いほど、導体に流れるAC 電流によって電圧が変調される可能性が高くなります。解決策の一つは、インピーダンスを可能な限り減らすために導体を太くすることです。高インピーダンスによる変調の影響を受けにくくする為に、導体を太くして電気を流れやすくします。

 

ユーロラック規格と電源供給の関係上で1番の弱点はデータ転送用に作られた汎用IDCコネクターとリボンケーブルの使用により、本来電源用のケーブルに使われるゲージよりも極細の導体が使われているという点にあります。そもそも配電の為に設計されていない規格をコスト削減の為に使われてきました。配電の規格は変えられませんが、規格範囲内で改善する事はできます。電氣美術研究會では、ユーロラック規格で一般的に使われている28AWG (0.08mm^2)のリボンケーブルをIDCコネクターに圧接できる最大ゲージである22AWG (0.34mm^2)の銅線に変える事によって、モジュールの音質改善をサポートできればと思っております。

 

 ケーブルは20cm、導線は22AWGで10-16のIDCコネクターに圧接しております。